企画展「今こそ知りたい『学問のすゝめ』-福澤諭吉が中津に残したもの-」を開催します。（終了）

150年前の2月、福澤諭吉の代表作である『学問のすゝめ』の初版が出版されました。
最初は薄い小冊子でしたが、実はこれは故郷・中津を思って執筆されたもの。明治4年11月に開校した中津の洋学校・中津市学校で学ぶ青年に、新しい学問のありかたを説いたものでした。「天は人の上に人を造らず」で始まる冒頭の一文が有名ですが、福澤が本当に伝えたかったことはその先の文章。元来平等な人間に必要な「実学」の意義を説いています。このような福澤の思想の元で設立された中津市学校では、慶應義塾から教員が派遣され、当時最も進んだ洋学教育を受けることができました。
本展覧会では、『学問のすゝめ』初版本をはじめ、福澤の思想の原点ともいえる故郷の人々のために書いた「中津留別之書」、中津市学校で使用された教科書等の資料を展示し、福澤諭吉が中津に送ったメッセージを探ります。

日　時：令和４年10月15日（土）～令和4年12月2日（金）
場　所：福澤記念館（要入館料）

〈展覧会チラシ〉
　

こどものための関連イベント（要事前申込）
◎福澤諭吉旧居を探検しよう〜子ども向けギャラリートーク〜（終了）
日　時：10月29日（土）、11月3日（祝）、13時30分～15時
対　象：小学生高学年～高校生（小学生は保護者同伴）
料　金：一般400円、中学生以下200円、未就学児無料
定　員：各日　先着２０名

◎旧居で聞くこどものための読み聞かせ(終了)
作　品：福沢諭吉（おもしろくてやくにたつ子どもの伝記）
読み手：朗読サークル　Ｎｅｗ杜の声
日　時：11月12日（土）18時～
場　所：福澤諭吉旧居
料　金：無料
定　員：先着５０名　※小学生以下は保護者同伴

福澤諭吉旧居での朗読の様子はこちらからもご視聴頂けます。
不滅の福澤プロジェクト「旧居で聞く福澤先生の物語 〜一身独立して一国独立す〜」